ツートンになったタイル張りの外観と広い前庭が印象的なN邸は、2022年12月に完成しました。それまで地方勤務だったNさんご夫妻が、そろって札幌に転勤になったことを契機に、当社でマイホームを建築されました。
Nさんご夫妻がこだわったのは日当たりの良さでした。「以前はマンションに住んでいたのですが、日当たりが悪く、帰宅したときに部屋が寒いのが嫌だったので、マイホームを建てるなら、暖かい家にしたいと考えていました。また、14歳になるネコがいるのですが、日当たりの良い窓際でのんびり過ごさせてあげたいという思いもありました」と奥様は振り返ります。
ちょうどご希望に合った南向きの土地が見つかり、プランニングがスタート。「昼間はいつでも日が入るように」という要望を受けて、南に面したリビングに吹き抜けと大きな窓を設けました。また、家全体が暖かくなるように床暖房を採用。オール電化のため、ランニングコスト対策としてヒートポンプを導入しました。ほかにも、こまめに手を洗えるように玄関ホールと2階の廊下にも洗面カウンターを設置したり、キッチンは内部を隠せるようにハイカウンターにしたり、玄関ポーチに大型の収納を設けたり。細部まで具体的な生活シーンを思い描きながら、快適に暮らすことができるマイホームをめざしていきました。
完成した新居はNさんご夫妻の要望通り、家の隅々まで暖かく、リビングの大きな吹き抜けの窓からは暖かな日差しが降り注ぎます。内装は白を基調にしたことで光が回り、部屋全体が明るい印象になりました。床材をタイルにしたのは、お子さんがかわいがっているカメの水槽をリビングに置いているため。耐水性が高く、手入れがしやすいことから選びました。「プランニング段階でカメの水槽を置く場所と電源はしっかり確保しました。ネコも一番日当たりの良い窓際でいつも過ごしていますし、うちはまさにペットファースト」と奥様は笑います。
釣りが趣味というご主人は、リビングに隣接した洋室の一角を自慢の釣具置き場として活用。玄関クロゼットにフィッシングベストやウエーダーなどを掛けられるようにしたことで、家の中が汚れず、釣りに出かける準備もスムーズにできるそうです。また、庭に水栓を付けたり、玄関ポーチに大きな収納を設けたのも、釣りやキャンプを楽しみたいというご主人のリクエストに応えて。「息子がもう少し大きくなったら、一緒に釣りに行きたいですね」と優しいパパの顔を見せます。
「家に帰ってきたときにホッと安心できるのがマイホームの良さ。日当たりが良く、断熱性も高いため、ちょっと肌寒いなというときはエアコンだけでも十分暖かいのがうれしい」とNさんご夫妻。周囲に気兼ねすることなく、育ち盛りのお子さんが家の中でのびのび過ごせるようになったことも、一戸建てならではのメリットでした。
人もペットも快適に暮らすことを大切にしたNさんご夫妻。これからはお子さんの成長にあわせてアウトドアライフも楽しみながら、家族の時間を紡いでいきます。