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2×4工法がもつ基本性能に外断熱を加えた工法です。従来の2×4工法と構造面での基本仕様は変わらないため、リーズナブルに性能を高めることができます。
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外壁となる壁の部材に、2×4材より約50mmも太い2×6材を使用した工法です。耐震性能など、建物としての"強さ"がアップしています。
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外周壁への2×6材の使用に加え、付加断熱仕様としました。より高い断熱・気密性能を実現しているほか、耐震・耐風・耐久性・省エネ性能もグレードアップ。
95%
東日本大震災において、ツーバイフォー住宅の95%が特に補修をしなくても
継続して居住可能な状況を保ったことがわかっています。
(日本ツーバイフォー建築協会調べ)
建設用地は必ず、地耐カなどを確認する地質調査を実施。建物の配置が決まった後、最もカのかかる5点を測定します。
基礎の強度を確保する鉄筋は、工場で予め組立てる方式。高い精度を保つほか、施工者の技術力に左右されず均質な性能が確保できます。
主要構造となる構造パネルは工場生産。品質の均一化と同時に現場での作業工程の短縮も実現しました。また、上部の荷重を受ける部分には部材を増やすなど耐震・耐久性を高める設計がなされています。
TJIは木材を処理したエンジアードウッドをI型に組み合わせた部材。複合部材化することで、同じ寸法の無垢材よりも高い強度と精度が生まれます。2階に使用し剛性・強度を確保しています。
2×6材の採用で外周壁が約50mmアップしたことにより、スタットの断面係数が約2.5倍となり、水平力が増加。鉛直荷重や座屈に対する強度も向上しています。 ※断面係数とは曲げ応力度を求める係数
基礎にはひび割れしにくく地震にも強い、布基礎を採用しています。基礎の立ち上がり部分の厚みは180mm、フーチング巾は500mmを確保。いずれも公庫基準を上まわる厚みを確保しています。
※NEO2×4工法(標準仕様)の場合は基礎の厚さ150mm、フーチング巾は450mmとなります。
布基礎の四隅にあらかじめホールダウンアンカーを埋め込み、それに土台と1階壁を緊結。さらに1階壁から2階壁にもホールダウン金物を使用することで水平力を増強。各壁の浮き上がりを防止できるので耐震性が向上します。
厚さ20mmのパッキンを基礎と土台の間にはさみ、床下の換気を促す基礎パッキン工法を採用。床下直下の換気気流の動きで床下の相対湿度を下げます。また床下換気口をなくすことができるので布基礎のクラックを防止します。
基礎の堅牢さをアップさせる鉄筋には、工場で製作された精度の高いユニット型基礎鉄筋を使用。躯体をがっしりと支える、頑丈な基礎を実現しています。
地面からの湿気が床下に上がるのを防ぐため、ワイヤーメッシュ入コンクリート(厚さ100mm)を施工します。
引張・圧縮に強いフランジとせん断に強いウェブで構成されるTJIジョイストを床根太に採用。木材特有の反り・ねじれ・収縮が起こりにくく、強く安定した床性能を維持します。また原木の約75%(従来は50%)まで利用できるので木材資源を有効に活用しています。さらに木材の経年変化や腐朽、シロアリの害を防ぐためには含水率を低くすることが大切ですが、TJIジョイストは含水率14%以下、ランバー材においても含水率19%以下の乾燥材を使用しています。
三角形に部材を組むことで高い剛性を発揮するトラスを小屋組に採用。工場生産により精度を高めています。
落雪屋根と壁を緊結するために、防錆処理を施した耐久性のあるハリケーンタイ金物を採用。台風・竜巻などの強風で屋根が吹き飛ぶ被害を最小限に抑えます。この金物の許容耐力は、じつに2,303N(風速70mの時に、金物の1個当たりにかかる力は1,666N)もあります。ハリケーンタイは屋根のたる木と構造壁をがっちりと連結し、強風にあおられても屋根が吹き飛ばされないようにします。
建物全体を「軸」で支える木造軸組工法に対し、ツーバイフォー工法は「壁」で支える枠組壁工法。緊結された床・壁・天井が地震や台風などの力を全体で受け止め、荷重を一点に集中させることなく分散。外力に対して抜群の強さを発揮します。
350
木材はきわめて熱を伝えにくく、熱伝導率は約0.12w/m・k。
これは鉄の約350倍、コンクリートの約10倍という断熱性を意味します。
(日本ツーバイフォー建築協会調べ)
床の断熱にはグラスウールではなく、湿気を通さないスタイロエース(90mm)を使用。断熱性能と木材の耐久性を高めています。
壁面は高性能グラスウールを壁内に充填し断熱性を確保しています。タイプによってはさらに スタイロエース(25mm)を外側に付加。建物全体を断熱材ですっはり覆います。
天井の断熱には、新聞紙などをリサイクルしたセルローズファイバー(250mm)をすき間なく吹込みます。環境に配慮しつつ、高い断熱性能を確保しています。
TJIは木材を処理したエンジアードウッドをI型に組み合わせた部材。複合部材化することで、同じ寸法の無垢材よりも高い強度と精度が生まれます。2階に使用し剛性・強度を確保しています。
室内側と室外側にLow-Eガラスを採用し、中空層には空気に比べ熱伝導率が約30%も低いアルゴンガスを封入。さらにトリプルガラスの中間ガラスに1.3mmという特殊薄板ガラスを採用することで断熱性と軽さを両立しております。
竣工後は、実際の性能を確認するため全棟気密測定を実施します。住まいのクワザワは気密測定技能者の認定事業登録を取得しています。
※2022年度平均C値:0.52㎠/㎡
換気の際、排気で一緒に排出してしまう熱エネルギーを熱交換素子を介して回収し、新鮮な外気をお部屋の温度・湿度に近づけて給気します。暑い空気や冷たい空気をそのままお部屋に取り込まないので、快適な住空間を保ちます。
外壁の下地材は、通常の透湿防風シートにアルミを蒸着させたタイベックシルバ一が標準仕様。夏は外部の熱を反射して涼しく、冬は室内の熱を逃がさず暖か。1年中快適な室内を実現します。
標準仕様で断熱等性能等級「等級5」、一次エネルギー消費量等級「等級6」のZEH基準の性能を満たした高性能・高断熱住宅となっております。光熱費を抑えられるのはもちろん、税金や住宅ローン等においても様々なメリットが得られます。
UA値:0.33W/(㎡K)(NEO 2×(4+6)における2022年度平均)
※UA値は、プラン、建物大きさ、サッシ等設計内容により異なります。
※BENEFITは一次エネルギー消費量等級「等級5」のためZEH水準は満たしません。
室内側と室外側にLow-Eガラスを採用し、中空層には空気に比べ熱伝導率が約30%も低いアルゴンガスを封入。さらにトリプルガラスの中間ガラスに1.3mmという特殊薄板ガラスを採用することで断熱性と軽さを両立しております。また、フレームはアルミの1/1,000の熱伝導率の樹脂を使用。フレーム内は、熱を通しにくい空気の層をたくさん設けた多層ホロー構造にするなどの工夫で断熱性を高めております。
高断熱・高気密のツーバイフォー住宅で快適に生活するには、計画的な換気が大きな鍵を握ります。当社では標準仕様で第1種熱交換換気システムを採用。換気の際、排気で一緒に排出してしまう熱エネルギーを熱交換素子を介して回収し、外気をお部屋の温度・湿度に近づけて給気します。暑い空気や冷たい空気をそのままお部屋に取り込まないので、快適で冷暖房コストも抑えます。
※ダクトレスタイプもご用意しております。
住まいの壁体内で結露が発生すると、断熱材を濡らし、木部を腐食させ、大切な建物の耐久性を低下させます。通気層工法とは外壁と壁体内の間に通気層を設けることにより、壁体内の湿気を効率よく排出させる施工方法。外壁下部から流入する空気が外壁と透湿・防水・遮熱シート(タイベックシルバー)の間を通り、断熱材や木部の湿気を吸って外部に放出します。また防湿気密シート0.2mmの採用により、室内の水蒸気が壁体内に移動するのを防ぎます。
従来のタイベック(透湿防水シート)に、アルミを蒸着させたタイベックシルバーは、アルミの特性を生かし「夏涼しく、冬暖かい」住まいづくりに貢献します。タイベックシルバーは、反射率が高い(赤外線を75~85%反射)ので、夏場は外の熱を反射し、住宅を涼しくします。逆に、放射率は極めて低いので、冬は室内の熱損失を防ぎます。
床の断熱に押出法ポリスチレンフォーム・保温版3種bタイプのスタイロエース90mmを採用。床下の湿気に影響を受けることなく、断熱性能を発揮します。
室内外の防湿気密シートは、ポリロンフィルム厚さ0.2mmを使用。継ぎ目は重ね部分50mm以上を保持。更に外周壁で室内側に設置させるコンセント・スイッチは気密シートを使用しています。
当社では、高気密・高断熱による快適でエコな暮らしをご提供するために、竣工後は、実際の性能を確認するために全棟気密測定を実施します。
住まいのクワザワは気密測定技能者の認定事業登録を取得しております。
※2022年度平均C値:0.52c㎡/㎡
800
隣家で火災が発生した場合、外壁の表面温度は800℃以上にも達するといわれていますが
ツーバイフォー住宅は持ち前の優れた耐火性で類焼を遅らせることができます。
(参考資料:日本火災学会火災便覧)
床、壁、天井がすべて面で構成される2x4工法。完成し、それらが一体化することで、地震などの外からのカが一点に集中することなく建物全体に分散するので抜群の強さを発揮します。
素材の強さを計る比強度(強度/比重)で比べると、木材は引っ張る力に耐える強さが鉄の3倍、押しつぶす力に耐える強さはコンクリートの12倍。実はとても強い素材です。
建築基準法に定められる1.5倍の耐震性を備えた耐震等級3(最高等級)に加え、制震装置「マモリー」の特殊高減退ゴムが地震の振動エネルギーを熱に変換し吸収して、繰り返す地震から「家族」と「わが家」を守ります。
繰り返す揺れに強い
燃えやすい性質をもっている木材ですが、ある程度以上の厚さがあれば、表面が焦げ、炭化するとそれ以上は燃えにくく、強度が低下しにくいという特長があります。これに対し、鉄は500℃を超えると急連に柔らかくなって変形し、その強度が大幅に低下します。
屋内での火災の場合に、火の通り道となる壁や床を構成する構造材などが、ファイヤーストップ材となるのが2×4工法の特長。防火材である石膏ポードも効果を発揮します。
税金や補助金などさまざまな優遇措置が受けられます。※申請手数料は別途必要です。
不燃材料となっているサイディングや防火仕様の外装材を標準仕様とした省令準耐火構造により、火災保険料の優遣措置を受けることができます。
建築基準法に定められる1.5倍の耐震性を備えた耐震等級3(最高等級)に加え、制震装置「MAMORY(マモリー)」の特殊高減退ゴムが地震の振動エネルギーを熱に変換し吸収して、繰り返す地震から「家族」と「わが家」を守ります。
セルローズファイバーは厳選された新聞古紙を独自の解繊技術で乾式粉砕したバラ状、綿状の断熱材です。天然の木質繊維なので内部に細かい気泡があり、空気の対流を起こさないため、熱伝導率が低く既存の無機繊維質系断熱材より高い断熱効果が得られます。また防熱処理を施しているので延焼を防ぎ、有毒ガスの心配もありません。
火の通り道となる床や壁の構造材などが、ファイヤーストップ材となって空気の流れを遮断。火が燃え広がるのをくい止めます。また床根太、枠組材などが一定間隔で組まれている床や壁の内部構造が、火の進行をさらに遅くします。
火災保険料が安くなるツーバイフォー住宅
ツーバイフォー住宅の優れた耐久性能は、火災保険料率にも反映されています。火災保険料率の構造区分は安い順にA・B・Cの3構造に分かれ、一般的な木造住宅は最も高いC構造ですが、45分以上の「準耐火構造」のツーバイフォー住宅はB構造となり、火災保険が割安となります。
構造用合板や室内の床、ドアや各種扉は、建築基準法上、最もホルムアルデヒドの放出量が少ないF☆☆☆☆を使用。また室内建具はすべて非塩ビ製品を使い、クロス糊もノンホルマリンタイプです。
家全体を暖め、居室間の温度差をできるだけ作らない。これが高断熱高気密住宅の基本です。24時間換気とともに結露を抑える役目を果たし、移動時のヒートショックを和らげることにより、身体への負担も軽減します。
ブローイングは繊維自体の空気胞により、入射した音エネルギーを熱エネルギーに置換える作用があります。それに加えて繊維同士が絡み合うことにより厚い空気の層を保持しています。この二重の空気の層がダブル効果で音を吸収するブローイングを1階居室の天井に充填し、さらに、石膏ボード12.5mmと9.5mmを二重貼りにすることで、より防音効果を高めています。
給水・給湯管には赤さびの心配が要らない樹脂管を採用。弾力性もあるので地震による揺れにも柔軟に対応し、水漏れなどの心配がありません。また、将来、老朽化した配管のリニューアルが簡単にでき、メンテナンスしやすい「サヤ管方式」になっています。
住居内での事故を未然に防ぎ、誰もが安心して暮らせるバリアフリー設計を基本にしています。各部屋の出入り口は段差のないフラットフロア、階段は蹴上げを低く抑えた緩やかな傾斜に。階段はもちろん玄関ホール、トイレなどに手摺を設置しています。