江別市郊外の住宅地に立つN邸は、2022年3月に完成したばかり。大きなカーポートに隠れ家のような物置、ウッドデッキやタイル平板など、外回りだけを見ただけでも、家主の遊び心やこだわりが伝わってきます。
Nさんご夫妻は、奥様が双子のお子さんを妊娠していることがわかり、2021年の春先から本格的に家づくりを検討されるようになりました。建売住宅の購入も考えられたそうですが、せっかくなら自分たちの理想に合った家が欲しい、という思いから、マイホームを建てることに。奥様の実家がある江別市内で土地を探されているとき、ちょうど希望する地域に当社の分譲地があり、ご契約いただきました。Nさんご夫妻は当時を振り返り「契約の決め手は営業担当の方の人柄が良かったから」と口をそろえて言います。
プランは奥様の要望を中心につくっていきました。実は、もともとはかわいい北欧風の家を考えられていたという奥様ですが、双子のお子さんが男の子とわかり、「多数決で負けた(笑)」ことから、ビンテージアイテムを取り入れた、落ち着いたイメージに変更。クロスや建具のデザインに至るまで、奥様のアイデアをかたちにしていきました。「建築中も、ギリギリのところで変更をお願いしたこともありましたが、営業担当の方は必ず応えてくれました」と奥様。出産後、子育てが忙しくなってからも、Nさんご夫妻と当社の営業担当やプランナーが協力しながら、N邸はつくられていきました。
完成したN邸は、ワクワクするような楽しい要素がちりばめられています。最大のサプライズは玄関の扉を開けたとたん目に飛び込んでくる広い土間。壁にはおしゃれなショップのように、スノーボードやブーツ、アウトドアウエアなどが飾られています。ホールも広々として、なんとも贅沢な空間ですが、これはNさんご夫妻が所有するアウトドア用品を、あえて隠さずに見せることで、生活感を出さないようにする狙いから。「当初は通常のクロゼットタイプでしたが、どこかしっくりこなくて。我が家らしさが欲しい、と思い、オープンなスタイルに変更しました」と奥様は言います。
リビング・ダイニング・キッチンは、大きな吹き抜けと存在感のあるキッチンカウンターが目を引きます。玄関ホールから続く無垢のフローリングは、ご主人が「これだけは僕のこだわりで決めました」と話す自慢の床材。しっとりとした質感が足裏に優しく、ナチュラルな風合いが空間に趣を与えています。「無垢フローリングは年を重ねて変化していくのも魅力の一つ。子どもたちにも木の香りや温もりを感じてもらえれば」とご主人は目を細めます。
他にも「女子力をキープする空間」として奥様お気に入りの洗面室や、双子のお子さんが小さいときは一緒に過ごし、将来大きくなったときには中央で仕切れるようにした子供部屋など、快適に暮らし続けるための知恵と遊び心が詰め込まれています。「子どもたちには、この家でのびのび育ってほしい」とご主人が話すように、N邸はまさに暮らしと遊びを楽しむための拠点でした。