Customer's Voice

子どもの頃から思い描いた理想の家。
高い美意識で居住性と機能性を両立。

case23|江別市S邸
HOMEカスタマーズボイスcase23|江別市S邸

吹き抜けになったリビング上部の大きな窓は、時間や天気の移り変わりを映し出します。「窓を大きくすることで室内が明るくなりました」とご主人。断熱性を重視し、全室の窓にトリプルガラスの樹脂サッシを採用しました。

家の構造や性能を徹底研究
理想の住まいづくりに活用

 江別市郊外に広がる住宅街。新旧の家が建ち並ぶなか、2019年10月に完成したS邸は、白いタイル張りの外壁と大きな組み込み式のガレージが個性を放ちます。ガレージの内部はご主人のテーマカラーである赤いクロスが張られ、同じく赤いボディカラーの愛車やバイクが収められています。

 小さい頃から家を建てることに憧れていたというご主人は、7年ほど前に中古住宅を購入し、自力でフルリノベーション。断熱や気密、部材など、家の性能について研究を重ねました。その後、古い家を取り壊してマイホームを新築することになり、ご主人の中学校時代の同級生が当社の営業にいたことから声をかけていただきました。「いろいろなハウスメーカーを回り、プランを出してもらいましたが、どこも平凡でした。ところがクワザワから提案されたプランはイメージ以上で、何これ!と驚くほどの完成度。すぐにこれでいこうと決めました」 

 長年、理想とする住まいを思い描いてきたご主人ですが、当社と家づくりを進める上で、不安やストレスを感じることは全くなかったそうです。「工事中は楽しみで、毎日見学に行ったのですが、ここまで丁寧にやるのか、と感心させられました。一つ一つの作業に明確な根拠があるし、わかりやすく説明もしてくれる。インテリアコーディネーターさんから現場監督さんや職人さんまで、提案力や技術力が非常に高く、北海道に根ざしたハウスメーカーの強みを実感しました」

外壁をタイル張りにしたのは、メンテナンスの手間を軽減するため。破風上部のトリミングの赤がアクセントカラーになっています。 

ご主人の愛車が収められたビルトインガレージ。バイクや除雪機、壁のクロスまでテーマカラーの赤で統一されています。

シンプルな美しさと暮らしやすさ
視覚効果も取り入れ広く明るい空間に

 ご主人の要望を最大限に取り入れたS邸は、スタイリッシュな美しさを感じさせる仕上がりに。白を基調にした内装にすることで室内が明るくなるだけでなく、空間の広がりも演出しました。「白は飽きにくいですし模様替えもしやすい。一見シンプルですが、壁のクロスは部位によってパターンを変え、床材は光まわりによって色合いが変化して見えるチェスナットを選びました」とご主人はこだわりを話します。

 部屋の造りやつながりにもご主人の美学が貫かれています。例えば、玄関ホールとリビングの間の扉をなくし、階段をリビングインにすることによって、空間に広がりが生まれるようにしました。また、組み込み式のガレージは、屋内からアクセスするのではなく、あえて一度外に出てから出入りするようにしました。これも「利便性より家の機能性を重視したい」というポリシーからでした。

 さらに断熱性能も追求し、窓はトリプルガラスの樹脂サッシを、床下の断熱材は通常の2倍に、外壁は2×6の内断熱工法を採用。冬でも暖かく快適に過ごせる上、光熱費は以前の家の2分の1程度にまで抑えられたそうです。

 「家族が明るく暮らせるように、明るい家にしたかった」とご主人。光に満ちた空間で、3人のお子さんは伸び伸びと成長していきます。ご主人の長年の夢をかなえたS邸は、シンプルだからこそ長く愛着を持つことができる、機能美あふれる住まいでした。  

ダイニングは落ち着いた印象に。キッチン前には水や汚れに強いメラミン素材のカウンターを採用し、ダイニング収納は空間がより広く感じられるように鏡面仕上げの光沢ある扉を採用しました。

窓がないキッチンの閉塞感を和らげるため、壁面に設けた造作のスリットガラスやガスコンロ前を特注ガラス仕様にする事で、リビングからの光も取り込めるように工夫しました。

玄関ホールとリビングの間には扉を設けず、オープンにつながるようにしました。

玄関ホールから洗面・浴室をつなぐ、大容量のファミリークロークは扉やロールスクリーンを活用してすっきりとシンプルに使いやすい空間に仕上げました。

一般的な三面鏡ではなく、幅広の特注一面鏡と座って身支度を整えられる幅広の洗面キャビネットも、美容室を営むご主人のこだわり。

リビングイン階段にしたのは、空間の広がりを演出する狙いと、お子さんたちとのコミュニケーションを常に保てるようにという思いからでした。

3部屋設けた子ども部屋の中で、つながる姉妹の2部屋。今は姉妹仲良く同じ部屋で、成長に合わせて将来は間を壁で区切ってそれぞれの個室になる予定です。

シンプルな室内とは対象的に、かわいらしいクロスやピンク色の浴槽で彩られた遊び心もある、洗面室と浴室。