緑豊かな環境と、アクセスや買い物に便利なロケーションから、住宅地として人気を集めている千歳市郊外。日当りの良い角地に立つM邸は、やわらかな色調の外観と、南西向きの屋根に設置したソーラーパネルが目印です。
本州で暮らされていたMさんご一家は、「いつか北海道で暮らしたい」という夢を持たれていました。2012年にご主人の転勤がかない、ご家族で北海道へ移住。しばらく借家暮らしをされていましたが、お嬢さんの進学に合わせてマイホームを建てようと計画されていたこともあり、2013年から本格的にハウスメーカー探しを始められました。
「北海道の住宅のことはまったくわからず、ハウスメーカーを選ぶのも、ゼロからのスタートでした」と奥様。住宅展示場などをいくつか見学された後、当社のモデルハウスを訪れたMさんご夫妻は、営業担当者と話すうちに、その人柄に惚れ込んでしまった、と言います。実は、ご主人はハウスメーカーのリサーチをする段階で同僚や知人から当社の評価を聞き、「クワザワにお願いしよう」とほぼ決めていたそうですが、営業担当者と出会って「やはり思っていた通りだった」と確信。当社に家づくりをご依頼されました。
プランニングは、奥様いわく「恵庭のモデルハウスが理想にぴったり」だったため、それをベースにして進められました。キッチンと水回りや玄関、リビングなどをぐるりと一周できる回遊型の配置や、2WAYにわかれた玄関、床や建具の色合いに至るまで、モデルを手本にしたことで、スムーズに進んだそうです。一方、ご主人の要望は、「ソーラーシステムと吹き抜け、それに大きなお風呂が欲しい」でした。その要望通り、片流れの屋根にソーラーパネルを設置。リビングには明るさと広がりをもたらす吹き抜けを設け、バスルームは一回り大きい1.25坪サイズにして、ゆったり入浴できるようにしました。
奥様は、プランニングでも当社の細かなフォローが心に残った、と振り返ります。「営業担当の方は、住宅の性能など基本的なことから一つ一つ教えてくれました。コーディネーターの方も、要望を取り入れながら、的確なアドバイスをしてくれて、本当に感謝しています」
こうして完成したM邸は、白を貴重にした内装によって光が隅々にまでまわる、明るい空間に。リビングの吹き抜けが、日中、自然光をたっぷり取り込みます。随所に使われているクラシカルな室内ドアは「チェッカーガラスをはめたドアが欲しかった」という奥様のリクエスト。また、2階には広いホールを設け、物干しスペースとして活用しています。
お嬢さんは「学校から帰ってくるのが、毎日楽しみ。自分の部屋もできたので、友だちも呼べるようになりました」とにっこり。奥様も「この家をとても気に入っているので、大切に住み続けたいですね」とうなずきます。念願だった北海道でのマイホーム生活を当社とともに実現されたMさんご一家。何十年先までも見据えた堅実な選択には、未来へ続く住まいのかたちが示されていました。