2010年春に完成したK邸は、新しく造成が進む手稲区の住宅街にあります。JR駅や国道に近い立地ながら、周囲には公園も多く、静かな環境が暮らしやすさを感じさせます。
Kさんご夫妻がマイホームの購入を考えたのは、3歳になるお子さんの成長がきっかけでした。「以前はマンションの4階に住んでいたのですが、子どもが大きくなるにつれて気をつかうようになって。もっとのびのび自由に遊ばせてあげたい、と思い、自分たちの家を持とうと決めました」
立地条件などから、最初に土地を決めつつも、Kさんご夫妻は、「家づくりもなるべく早く」と、積極的にハウスメーカー選びをされたそうです。「候補は数社あったのですが、他社に比べてクワザワの営業の方の対応が、一番親切で丁寧でした。家は人生で最大の買い物。この人なら、自分たちの理想をかなえてくれるはずだと確信しました」というご主人の信頼感から、当社にご依頼いただきました。
プランニングでこだわったのは、収納を多めに設けることと南向きの立地を生かすこと。また、お子さんを見守るためにキッチンからリビングとプレイルームを見渡せるようにすることや、リビングインの階段、納戸を兼ねたシューズクロークなど、具体的な要望が出されました。「プランニングはとてもスムーズでした。今思えば、一度も『できません』と言われたことはなかったですね。内装についても、女性のコーディネーターさんがいろいろなアイデアを出してくれて、イメージ通りの仕上がり」と奥様。「完成したときは感動しました」と、ご主人もクワザワの家に大満足の様子です。
シンプル&ナチュラルなイメージで統一されたインテリアにも、お二人の好みが反映されています。やさしい温もりに満ちた空間に、木製の家具やおもちゃがしっくりなじんで、まるで新居のためにしつらえたかのような印象を受けますが、奥様は「家具類はもともと持っていたものばかり」と笑います。壁面を利用したプレゼンテーションボードや、ニッチの飾り棚なども、奥様からのリクエスト。さりげなく置かれたオブジェやグリーンも空間のアクセントになっていて、「雑貨が好き」という奥様のセンスが光ります。 動きやすいように通路幅を広くしたキッチンや書斎を兼ねたパソコンスペース、押入とクローゼットを分けた寝室など、ほかにも使い勝手のいい工夫が随所に。「1年経ちましたが、住み心地はバツグン」と、お二人は声を揃えます。
「子どものことがきっかけで建てた家。いつか娘が独立しても、いつでも来たいと思うような、人が集まる家が理想」というご主人の言葉に、「娘のお友達が気軽に遊びに来られるような環境にできれば」とうなずく奥様。長く暮らし続けることを見すえたK邸は、訪れる人をホッとさせる、日だまりのような温かさが心に残りました。