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歳月を重ねても色あせない趣。
長く愛され続ける住まい。

case07|札幌市S邸
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フローリングは、温もりのある風合いとやわらかな肌触りが魅力。ていねいにワックスがけされた様子からも、大切にされていることが伝わってくる。

こだわって建てた住まいは、何年経っても愛着があるものです。
本当に満足のいく住まいづくりの答えが、S邸にありました。

 白石区の閑静な住宅街の一角にS邸が完成したのは、今から9年前の平成11年のこと。当時、高校生のお嬢さんと中学生の息子さんとの社宅暮らしだったSさんご夫妻は、ご主人が単身赴任から戻られたことをきっかけに、ご自宅を新築されました。「子どもたちの個室はありましたが、やはり手狭でした。ゆったりとした、開放感のある空間が欲しい、と考えていました」と奥様は振り返ります。

 実は、プランニング段階までは別のハウスメーカーでほぼ決定していた、というSさん。「でも、クワザワの営業担当の方を紹介されて、この人なら理想とする家づくりをかなえてくれそう、と感じました。何でも相談できるような人柄と、私たちのこだわりを深く理解してくれる誠実さが決め手でした」と奥様。せっかく家を建てるのなら、信頼できる担当者と希望通りにしたい、という思いから、当社にご依頼いただきました。また、グループ会社として建築資材会社や工事会社などがあり、住まいに関する総合的なサービスを提供していることも、魅力的だったそうです。

奥様のこだわりは、キッチン収納にも。「営業担当の方とメーカーのショールームに行って選びました。背後の収納の幅もオーダーして、ぴったり合わせてもらっています」

 理想の家づくりをめざされたS邸は、細部にまでそのこだわりが現れています。例えば、ご主人の要望でしつらえた和室は、本格的な造り。天井は杉材を使い、さらに長押(なげし)や付柱を設けたことで、風格を感じさせる仕上がりとなりました。また、リビング・ダイニングに2階へと続く階段を設けたのも、「階段がここにあれば、家族は必ずリビングを通ることになります。思春期の子どもたちと、少しでもコミュニケーションをとるためにあえて」という奥様の工夫でした。

 もう一つ、奥様がこだわったのが収納部分。「空間をなるべく広く、すっきり」という希望から、収納スペースをふんだんに設けました。ちょっとしたニッチスペースにも収納が隠されていて、隅々まで有効活用されています。そうした要望を一つ一つくみ取りながら、家づくりは進められました。

 S邸が竣工した後も、Sさんご夫妻と当社のコミュニケーションは途切れることがありませんでした。「ちょっと困ったな、ということがあると、すぐ担当の方に連絡しています。昨年は畳の表替えと車庫の塗り直しなどをお願いしました。来年は築10年なので、外壁の塗り直しや屋根の補修工事をお願いする予定。本当に頼りにしています」と奥様は笑顔で話されます。10年目に有料メンテナンス工事を実施いただくと、20年目まで構造躯体や基礎などを保証する当社のシステムをご利用いただき、リフォームされる予定です。

 フローリングやドア、手すりといった部材にも天然材を使用するなど、木の風合いを生かした内装が、上質な温もりをかもし出すS邸。いつまでも変わらず住む人に愛され続ける、幸せな住まいのかたちがありました。

築後9年経っても、色あせなどが目立たないタイル調の外壁材。住宅密集地のため、基礎上げをして、外と視線が交わらないように工夫した。

キッチンに隣接する洗面コーナーのキャビネットも、キッチン収納の扉カラーとコーディネートされている。

階段はあえてリビング・ダイニングに据え、自然に家族がコミュニケーションを図れるようにした。

ご夫婦の寝室の壁に洒落た開き窓をつくり、階段の明かり採りと換気の役割を持たせた。

ご主人の思い入れが詰まった和室。8畳をそのまま生かすため、床の間部分を外側に張り出させ、下にはパネルヒーターを収納している。