地球温暖化防止の新たな国際的な枠組みが『パリ協定』として動き出しました。日本も2030年度には26%のCO2削減(2013年度比)を目標としています。私たちが生活する北海道でも、米の収穫量の上昇、漁獲量の変化、頻繁に上陸する台風や季節はずれの豪雪といった異常気象も地球温暖化が一因とも言われています。
また、自動車や鉱工業のCO2削減に比べ、家庭から排出される削減率が少なく、日本は家庭部門からの排出量40%削減の目標を掲げています。それを実現するため住宅のより高断熱化、暖冷房・給湯・換気・照明の効率化、再生可能エネルギーの活用を図ることが求められており、その具体策の一つがZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)事業です。
創業から50年、北海道の住宅メーカーとして高断熱・高気密住宅を建設してきた「住まいのクワザワ」も2020年までに当社で建築する住宅の50%以上をZEH仕様とする目標を設定し、その普及を促進します。
年間の一次エネルギー(暖冷房・換気・給湯・照明)消費量が、太陽光発電等創エネルギーで、正味ゼロまたはマイナスとなる住宅。また、正味ゼロに近づけた住宅(NearlyZEH)。政府では2020年までに標準的な新築住宅のゼロ・エネルギー化を推進しています。
NEO2×(4+6)工法の床、壁、天井、開口部の断熱性能をグレードUP、UA値(外皮平均熱貫流率)0.25W/u・Kをクリアしています。
冬の寒さ、夏の暑さを遮断、断熱効果の高い3層ガラス窓。お子様でもラクラク開け閉め、トリプルガラスを軽量化しています。
環境にやさしく人体に害のない高性能断熱材(セルローズファイバー)を350o屋根裏に充填しています。
新鮮な空気で家全体をくまなく循環、十分な換気をします。外の冷気を緩和して取り込むので、光熱費も削減できます。
ガスで給湯、暖房をトータルにまかなう高効率給湯暖房機。給湯、暖房はこの1台なので省エネルギーと省スペースを兼ね備えています。
家庭における消費電力量は、冷蔵庫に次いで多いのが照明器具です。LED照明器具は明るく省エネ効果が高く、長寿命です。
最大4.40kWの大容量ソーラー(屋根全体に太陽光パネル公称最大出力275W(パネル1枚)×16枚)でたっぷり発電。自然エネルギーを利用、環境負荷が低い特性を持つ太陽光発電システムでエネルギーを創ります。
電力使用量の「見える化」を実現。家庭で電気を「賢く上手に使う」ために電気機器を管理。利用状況を把握し、コントロールするエネルギー管理システムです。