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広がりのある空間設計に工夫。
ディテールへのこだわりが光る家。

case04|札幌市 山本邸
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天井高が4メートルもあるリビング。開放感を演出するために、吹き抜けの高さにもこだわった。強度補強のための梁がポイントになっている。

遊び心のあるスキップフロアや高い吹き抜けがご自慢。
ご夫婦の夢を実現した山本邸のこだわりに迫りました。

 札幌市郊外の静かな住宅地に建つ山本邸。三角屋根と正面にあしらったブロック調のサイディングがポイントです。

 ご自宅を新築するにあたって、さまざまなハウスメーカーを比較・検討されていたという山本さんご夫妻。モデルハウスを見学されるなかで、当社と出合われました。「営業担当の方の誠実な対応に、信頼感と親しみを持ったのが決め手でした」と、お二人は振り返ります。

 山本さんご夫妻は、理想とする家について明確なコンセプトをお持ちでした。プランニングでは、そうしたお二人のアイデアを生かしていきました。例えば、リビングルームの天井高は3メートル以上に、スキップフロアの高さは80センチは欲しい、壁には好きなアートを飾るスペースを、といったように、細部のディテールにまでこだわりつつ、プランニングは進められました。「プランニングだけで約半年かかりました。納得のいくまで、何度も打ち合わせを繰り返しましたね」と奥様。ご主人も「細かい部分までオーダーしました。担当の方にはかなり苦労をかけたかも」と笑います。

「キッチンはオープンスタイルで、と最初から決めていました」と奥様。キッチンでの動きやすさを考慮して、カウンターと背後のキャビネット類との間隔まで細かく指定した。

 プランニングのスタートから約1年をかけて、山本邸は完成しました。敷地の間口が狭いため、1階の一部を車庫に、2階にリビングルームを設け、スキップフロアで空間に変化と広がりを持たせました。リビングルームの高い吹き抜けは4メートルもあり、「これを回したかった(笑)」というご主人のリクエスト通り、シーリングファンがアクセントになっています。リビングルームとスキップフロアの境を、壁ではなく、あえてアイアンの仕切りにしたのは、空間がより広く見えるように、という狙いから。階段から続く壁の一部を、雑誌や小物を収納できるお洒落なラックにしたのも、お二人のアイデアでした。「いろいろなモデルハウスを見て歩いて、これはイイ!という部分を取り入れました」と奥様。お二人のこだわりは、効果的に配置されたライティングや、スキップフロアに置かれたガラス製の洗面カウンター、トイレのドアにいたるまで浸透しています。

 明るい自然光が燦々と射し込むリビングルームは、1歳半になる息子さんのプレイコーナーも兼ねています。「なるべくナチュラル素材のおもちゃを、と選んでいたら、それが偶然リビングのイメージにぴったり合って」と奥様が言うように、木目の美しい木のおもちゃが空間のアクセントにもなっています。開放感にあふれ、上品なインテリアが温もりと優しさを醸し出す山本邸。ご家族3人の楽しそうな笑い声から、こだわりの家で暮らす喜びが伝わってきました。

1階にカーポートを設けることで、土地の間口の狭さを解消。正面にはブロック調のサイディングをあしらい、洒落たデザインに仕上げた。

リビングからつながるスキップフロアのホールには、ご夫婦の共有スペースを設けた。ご主人が趣味のギターを弾いたり、奥様が仕事をするコーナーになっている。

スキップフロアで一際目を惹く、ガラス製の洗面カウンター。オープンな洗面スペースにマッチするデザインを、と探し抜いたのだとか。